著者とお話している記事があったのですが、
その中で、金融市場では、「一般の投資家は食い物にされるだけ」というような、
イメージ的なとらえ方の間違いが指摘されているとか。
資金が膨大にあっても、巨大投資家がいつも儲けられているわけではない、
資金が少しでも、正しく投資すれば損をしないで継続ができる、
正しいほうに立てば勝つし、間違っていれば負ける、
というお話をみると、投資は正直な結果を出すものごとなのだなあという感じがします。
しかし、巨大投資家が高速で売り買いするソフトを使って、
一般投資家ではできない取引もしている訳で…。
巨大なお金が動く市場だけに、
表もあれば裏もあるのも確かでしょうからね。
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「市場は悪徳投資家のコントロール下にあって、裏事情に通じていない一般の投資家は食い物にされるだけ」と思っている一般の人は少なくないですからね。
山崎 資金が膨大にあるからといって、巨大投資家がいつも儲けられるわけではありません。図体が大きいことは有利なことばかりではなく、動いた分の反動が大きいですから、巨大投資家が手痛い損失を被っていることもよくあります。それなのに、「どうせ金が有るやつが勝つに決まってるんだ」とか「一般人には得られない情報が入ってくる立場の人間だけが市場で勝てる」といったようなことを言う投資家は珍しくないですよね。そんな「すねた人」に対して、「巨大投資家であろうが小口投資家であろうが、正しい側に立てば勝ち、そうでなければ負ける」とはっきり指摘しているのが痛快でした。
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